Rita's art of life.

人間の研究をしています。

【研究発表】幸せなパートナーシップ①

研究の成果を聞いてください。

 

私はここ4,5年かけて人間の心や人間とは何か、パートナーシップとは何かということを自分の人生を通して研究してきました。

 

その研究をするに至ったのは、以前お付き合いしていた彼との同棲生活があまりにもひどかったことがきっかけです。

 

 彼と一緒に住んでいるときには自分の機嫌を自分でコントロールできず、

ないものにばかり目が行き、自分の思い通りにならない同棲生活にとても嫌気がさしていました。

 

お互いにそれがストレスになっていき
私は彼に対していつもイライラと怒っている状態になり、彼は外で浮気をしてくるようになりました。

 

 

私はこんな状態では自分は人と一緒に暮らす資格がないと思い、

そこからしばらく彼氏が欲しい、彼氏を作ろうと言う気持ちはなくなりました。

 

自分としっかりと向き合い、自分を良い人間にしていかなければいけない。

そしてパートナーシップというものをしっかりと学ばなければいけないと思いました。

 

 

その当時私の周りには、素晴らしいパートナーシップを組んでいる人というのはすごく少なく、

独り身か、相手はいるけど片方が不倫をしていたり、片方が我慢をしていたり、

もっと言えば世の中浮気をしている人が本当に多いなぁと言う印象を受けていました。

 

 

人間と言うのは、そもそも乱婚と言う婚姻制度をとっていた動物だということが、多くの研究からわかっています。
しかし明治以降の結婚制度と言うのは一夫一妻制で、不貞行為があるとなれば、それは立派な離婚の理由になり、裁判を起こす理由にもなり得ます。

 

 

その一方で、20代の女性の約6割が不倫経験があるというデータもあります。

 

私は、不倫と言うのはほとんどの人が経験したことがあるマジョリティーであって、

1例ずつ引き出して袋叩きにするような事例では無いのではないか、と考えるようになりました。

むしろ動物学的には自然なことだと。

 

  

では、人間は結婚しながらに不倫を繰り返し、浮気を繰り返しながら何とかうまいこと折り合いをつけてやっていくのか?それが大方の人の人生なのか?

と考えると、そんな婚姻に何の意味があるのでしょうか。

 

 

そんなことを考えながら約1年と半年ほどが過ぎ、私は27歳になりました。
ようやく自分と向き合い自分の感情がコントロールできるようになってきて、そろそろ彼氏がいてもいいなぁ、そろそろパートナーが欲しいなと思い始めました。

 

しかし私はパートナーを作ることがなかなかできません。

いつも同じ恋愛パターンで、自分が好きになった相手から好かれずに終わると言う状況が何回も続きます。

 

そして反対に、自分に好意を持ってくれる人の気持ちは受け取れないという、全く幸せになれそうもない状態を続けていました。

 

いい加減このパターンはおかしいと思い、自分に向き合いなぜそうなってしまうのかを掘り下げて行きました。

 


そこで気づいたこと。

私の根底にあるのは、自分を好きになり切れない、自分を心の底から愛せないと思う気持ちでした。

 

だから、私を好いてくれる人の無条件の愛情を受け取れない。

自分の好きでないものを好きと言われると受け取れないのです。

 

自分のことを心底好きじゃない私が相手に投影され、相手も私のことを心底好きにならない、と言う状況作り出してきたのだと思います。

 

  

そしてもう一つは、自分が自分の人生を生きていくと言う、自立の精神からの逃げがあることです。

 

私は男性や身内の面倒を見ようとしてしまうところがあります。

 

この人の仕事がうまくいくように、この人がもっと健康になり、この人が心地良い空間で過ごせるように、と相手の為を思っていろいろなことをやっているようで、

実はそれは、自分の人生に本気で向き合うことから逃げられる、ちょうどいい口実。

 


相手のために何かしている私、と言う相手ありきの人生を選んでいるのだということも感じました。

 


同棲をしていた時はまさにそうで、

会社経営をする彼が少しでもうまくいくように、私はいろいろなことをがんばってやっていました。
でも結局それは見返りを求めながら尽くしていただけで、何も返ってこないとなると不満が募っていき、

それを相手にぶつけると言う最悪な状態に陥っていました。

 

 自分がこれだけ相手のためにやっているのに、もっと私のことを大切にしてほしい、という気持ちが不満につながっていました。
しかし本当に自分を大切にしていないのは私自身。それを彼も同じように見せてくれているだけでした。

 

 

 


ここまでの数年間でわかったことが2つあります。

 

 

 
まず自分自身を好きになる無条件で愛してあげる必要があること。

自分の好きなものと相手の好きなものが一致しなければ、同じ感情を持つことができません。

 


そしてもう一つは、自立した人生を送ると自分で決めることです。

相手の人生が自分によって少しでも良くなってほしいと言う考え方は、一見相手の為を思った献身的な姿勢のように思われます。

 

しかしそれは『相手のために』と言う枕詞をつければ自分の人生から目をそらすことができると言う、依存した心の現れでもあるのです。
その相手ありきの姿勢を止めなければなりません。

  

 

私の場合は、自分の人生を主役として生きるということにとても恐怖がありました。

 

 

20代のはじめに自分が人生の主役として思いっきり頑張って行った結果、

自分の中ですごく大きな傷を負ってしまったんだと思います。

この話は次回に続きたいと思います。