あしたはなにを、どうやって見よう。
最近、アドバイスをもらってお花の接写を撮影してました。
そこで出て来た心のうごきを文にしたよ。
写真撮ってるだけなのに、自分の性格まで踏み込んで面白かったよ。
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わたし、いっつも素敵なせかいを見ているの。
ひろがる山と海。おおきな青い空。
オレンジの夕焼けに、真っ黒に浮かぶきらきらの星。
毎日、こころが落ち着くけしきを探しているの。
でもわたし、最近お花を見るようになった。
ひとつのお花をじっくり見るようになった。
そしたら、いっつも“みんな”のことを見ていたことに気がついた。
ひとつのことに没頭してしまわないように、
全部をバランスよく見わたせるように。
ひとりの人に入れ込んでしまわないように、
好きになりすぎてまわりが見えなくならないように。
でも、ひとつのお花におもいっきり近づいて、まわりも見えないほど夢中になったら、
いままで見えなかった新しいせかいがあらわれた。
近づいて近づいて、真剣にそのお花のことだけを考えたら、“みんな”にはない、そのお花だけの個性を見せてくれた。
近づいて見たり、引いて見たり、
どこを見るかで、せかいは変わる。
あしたはなにを、どうやって見よう。
あしたはだれを、どうやって見よう。