Rita's art of life.

人間の研究をしています。

【研究発表】幸せなパートナーシップ②

続き。

前回の記事はこちら。

 

 

私の場合は、自分の人生を主役として生きるということにとても恐怖がありました。20代のはじめに自分が人生の主役として思いっきり頑張って行った結果自分の中ですごく大きな傷を負ってしまったんだと思います。

 

1番最初の体験は大学で体育会の運動部を立ち上げたことでした。母校はとても伝統があり100年以上も続く体育会の部活がいくつもあるような学校でした。

 

私はそもそも海外の大学で競技をしようと思い、留学の準備を進めていましたが、

大きな怪我があったこと自己推薦で受けた大学に合格したこともあり、日本での進学を選びました。

しかし母校にはその競技の部活はなく、自分で1からチームメンバーや監督、コーチを集めて、練習場所を確保していく必要がありました。

 

母校で部活が立ち上がると言う事は後進の選手たちにとっても、

とても意義があることだと思っていたので、私は来る日も来る日もメンバー探しや練習や高校生の勧誘など、とにかく色々なことに没頭し部活を立ち上げると言うことを経験させてもらいました。

 

 

1年経ち2年経ち優秀な後輩たちが推薦で入ってくるようになり人数が揃いました。

しかし中にはまったくの初心者と言う選手もいます。

ジュニア時代に全国制覇を経験した選手から、競技が初めてと言う選手までが1つのチーム内に入り混じる中、私は旗を掲げそのチームを1つにしていかなければなりませんでした。

 

 

その時の後輩や同期には本当に苦労かけたと思っています。

私にとっても非常にプレッシャーが大きく、胃が痛い毎日が続いていました。

自分が大好きな競技を大学でも続けたい、後輩たちの役にも立てる、と意義を持って始めたことです。

 

しかし最後の方には早く終われ、早く終われ、引退までもう少しだ、耐えるんだ、と言う気持ちが98%位を占めていて、本当に苦しい毎日だったことを覚えています。

 

非常に厳しい体育会の伝統がある学校だったので、後輩たちともあまり気軽に接することができず辛い思いをさせているなぁとか、

もっと普通の友達みたいに楽しく話せたらいいのになぁとか、申し訳なさみたいなものと、自分は前に進んでいかなければいけない、旗を振っていかなければいけないと言う気持ちとがいつも混在していました。

 

このときの気持ちが仕事するようになってからさらに増幅されていきます。

 

次回に続きます。