【研究発表】幸せなパートナーシップ③
続きです。
もう一つの体験は22歳のとき。新卒で入ったメーカーを3週間で退職したと言うストーリーから始まります。
簡単に言えばブラック企業で、素手素足でトイレ掃除を毎日何時間もしていて、体を壊してしまったことが原因だったのですが。
小・中学校時代から社会に対していろいろな疑問があった私にとってはそれは大きな引き金となる出来事でした。やはり社会は守ってくれない、四大卒の新卒で採った人をこんな簡単に切り捨てるなんて。
自分の身は自分で守らなければいけない、そんな体験でした。
会社に勤めると言うことが不安になった私は、SNSで知り合った経営者の下でビジネスセミナーの集客、営業として仕事をするようになります。
今でもたくさんの方が関わっているので具体的な情報は控えますが、そこで感じた感情と言うのは、
「なぜ数字が全てなんだろう」というもの。
数字にならないところでいろいろな能力を持っている人がいるのに、全てが営業成績で評価される。
結果が出せない人はその場にいづらくなる。
本当は普通の1人の人間対人間として仲良くしたいのに、立場上仕事の相談に乗ることしかできない。
いかに結果を出すかと言う話しかしてあげられない。いろんな人の気持ちを無視しながらそして自分の気持ちを無視しながら、日夜問わず働いていました。
疑問がありながらも前に進んでいけたのは社会に対する反発心、自分はこんなところで収まるものじゃないんだ、自分の手で欲しい未来を作っていくんだと言う反抗心もあったと思います。
そして、20代前半としては身の丈に合わないほど大きな金額を稼がせてもらいました。でもだんだん苦しくなっていく自分の心は確実に止まりたいと叫んでいました。
そんな中、前述の同棲していた彼と出会うことになり、その頃から私は体調を崩して仕事も休むようになりました。
そこから、深く自分の心に向き合っていき、人間と言うものは何かという命題に向き合うようになったのです。
続く。