【研究発表】自分への還り方 ③人と関わる
③ 人と関わる
このブログでも度々出てきますが、人間関係は相手と自分の、鏡の関係になっています。
私たちは、鏡があることで初めて自分の姿形を見ることができます。
自分以外の誰かが、鏡のように自分の精神状態を映してくれます。
鏡によって自分が認識していない自分を見せられるので、受け入れ難いことも多々あり、ものすごく骨が折れましたが
今では自分の現状を知るための一番の方法だとも思っています。
精神面、仕事面と分けてまとめていきます。
まずは精神面から。
人と関わると、
イラっとすること
許せないこと
怒りがこみ上げてくること
が少なからずあります。
わたしの場合は、チャレンジしない人、自信がなくて動けない人、口だけの人、女性であることを武器にする人がとにかく好きではありませんでした。
理由は書くまでもありませんが、
自分が女性性を封じてものすごく頑張って、昼夜問わず仕事をしていたので、甘えてる人、やらない人が許せなかったんです。
本当は自分が甘えたいし、女の子扱いされたいし、時にはもうできません、やりたくありません、休みたいです。と言いたかったんです。
だからそれを目の前でやられるとどうしても腹が立って仕方がない感じでした。
「嫌い」「嫌だ」
という感情はとても重要で、その奥深くに何が隠れているのかしっかりと掘り下げていく必要があります。
掘り下げた結果が、どう考えても受け入れ難い、涙鼻水嗚咽なしには通れないこともあるのですが、その分自分に還る絶好のヒントであり、チャンスだと思っています。
次に、仕事面についてです。
② 自己分析 のおかげで、自分のことはそこそこ把握していたつもりでした。
しかし、引きこもりから脱して人と関わるようになってからは、さらに自分の得手不得手が明確にわかるようになりました。
わたしはフリーランスとしていくつかの会社と業務提携をして仕事をしているのですが、そのうちの一社が猛烈に「適材適所」という働き方を推進しています。
具体的には、
・自分の得意なことに200%集中する
・できる限り、自分の苦手なことをやらず、
それを得意なほかの人に任せる
というものです。
得意なことはすぐ取りかかれて、早くて楽しくて成果物も優れていますが、
苦手なことは取り掛かりが億劫な上、成果物も得意な人には絶対に敵いません。
ストレスが溜まるので、今我慢してやっていても、いつかはやりたくなくなります。
この適材適所を守ろうと思うと、自分の得手不得手をしっかりと認識し、申告しなければなりません。
「わたしは○○が得意で、好きなのでやりたいです。でも**は苦手でストレスなのでやりたくないです。」
「なんかスピード感遅いけど、もしかして苦手なことやってない?」
そういう会話が頻繁に出てきます。
自分の得意なことがそもそもわからない場合は、周りを見るととてもよくわかります。
一緒に働くメンバーの成果物や、スピード感、苦手だと申告している内容を見ると、
「あ、もしかしてわたしこれ得意なのかな?」
と気がつくことが多いです。
自分の得意なことは、実は小さい頃から当たり前にできてしまっていて、自分にとっては何でもないことだったりします。
わたしの場合、文章を書くことに関しては、読書感想文時代から困った記憶がありません。
困った記憶もめちゃくちゃ活躍した記憶もないので、スラスラ文章が書けることが能力だとは全く思っていませんでした。
反対に、部屋や冷蔵庫の整理整頓、車庫入れなどの奥行きがあるものが絶望的に下手です。
部屋と冷蔵庫の整頓は、一度得意な子に任せたことがあるのですが、そのときの速さと完成度の高さに衝撃を受けたことを覚えています。
それまで、汚いねとかごちゃごちゃしてるねとか言われるとムッとしていたのですが、その一件で自分がいかに下手くそかわかり、「わはは、超センスないんだよね!笑」と言えるようになりました。
きっと整頓してくれた子も、自分がそんなに整頓が得意だとは知らなかったと思います。わたしを通して、「あ、自分って整頓上手いんだ」と思ったはずです笑
人と関わることで自分が浮き彫りになってくるということを精神面、仕事面からまとめました。
が、その最たるものはやっぱりパートナーシップだと思います。
そちらについては前回の研究発表、幸せなパートナーシップをお読みください。
④自分と向き合う 内観
に続きます。
Rita.